株式会社カナイは、木造住宅をはじめとする建築金物を製造・販売しております。

特徴とラインナップ

カナイの「パイルパイクビス」は、木造建築の構造用部品として使うことを目的としたねじです。接合力を高め、耐震性や施工性を向上させることができます。

●パイルパイクビスのメリット
木質構造用ねじのパイルパイクビスは、新しい接合方法として注目されています。
・木材同士の接合力を高めることができる
・様々な接合部位に用いることができ、本数や長さを変えることにより様々な耐力で運用ができる

●中大規模木造建築における需要
近年、木造建築物の大型化が進んでいます。中大規模木造建築を推進する法律の「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が2021年10月に施行されました。建築物等における木材の利用の促進を通じて、森林の適正な整備および木材の自給率の向上に寄与することが目的に掲げられています。そのため、中大規模木造建築では従来の木造住宅とは異なり、接合金物が大型化していることや、従来にない新しい接合方法による設計が増えてきました。その中の一つとして、パイルパイクビスのような長いねじが使われる機会も増えてきました。パイルパイクビスは、110mmから520mmまで様々なサイズを用意しているため、大断面構造材を用いる中大規模木造建築物にご使用いただけます。

●長いねじの固定性
長いねじは、木構造用として十分な接合強度が求められます。パイルパイクビスは、全ねじになっているため、接合される木同士にしっかりとねじが掛かることになり、接合部を強固に固定することができます。それ以外にも用途に応じて半ねじタイプや、中大規模向けの大型金物に使用するための太径ねじのご用意もございます。

●カラーリング（塗装）
パイルパイクビスは、サイズや種類別に色分けを行うことで、施工間違い防止や施工後でも正誤確認が可能となります。また、木材や相手材と同系色に塗装することによってねじを目立たなくすることができ、仕上がりの意匠性を高めることも可能です。